採蜜のまっさかり

こんにちは。春日部養蜂場のスタッフだいちゃんです。コロナウイルスの猛威が日本に襲いかかっています。養蜂は高齢のスタッフも多い農業ですので養蜂場メンバーも蜜蜂の世話以外はSTAY HOMEでがんばっております。
昨年末あたりから、ネットでの販売を考え実行に移してきましたがこんな時期のOPENとなり、少しさみしい思いです。出来るだけ早い事態の収拾を養蜂場スタッフ一同、心より願うばかりです。
さて、春〜初夏へと養蜂場は採蜜の真っ盛りのシーズンです。この時期、ミツバチは分蜂と呼ばれる巣分かれをします。暖かくなり活動が活発になると、子供がどんどん増えてきます。嬢王蜂は卵をどんどんと生みますが、そうして巣の中が混み合ってくると“王椀”と呼ばれる球状の嬢王蜂用の巣を始めます。
ここへローヤルゼリーを貯め、嬢王蜂が産卵をすると球状の巣を棒状に伸ばしていき、先をまるめて蓋をします。棒状になった状態を“王台”と呼びます。
女王蜂は王台ができると、仲間を引き連れて巣を出ていきます。養蜂では、分蜂をすることで巣の中の蜂が減り、貯蔵している蜜を持って出ていくことや、新しく生まれた嬢王蜂も無事産卵までたどり着けるかは確実ではないことからも分蜂をさせない作業をします。と同時に採蜜を行う時期なのです。
気候のせいかでしょうか、今年は桜の蜜があまり採れませんでした。暗いニュースも多いですが、皆様に元気の出る蜂蜜をお届けできるようがんばりたいと思います。